▼親の教えたやり方で勉強しているか

 
 
“中学受験「母子指導」のエキスパート”吉本笑子

「花マル笑子塾」「お母さんの勉強室」主宰。「先行体験」を基に子供の学びを育成する独自のメソッドを提唱。数多くの有名私立中学合格者を出してきた。小学生を持つお母さんを対象にした講演会が顧問を務める七田チャイルドアカデミー主催で9月25日、東京・新宿で開催予定。

田端広英=文 市来朋久=撮影 中瀬純一=スタイリング(物)
 
 

 頑張っているのに成果が上がらないとき、真っ先に見直したいのは「勉強のやり方」だ。「花マル笑子塾」「お母さんの勉強室」を主宰する中学受験のエキスパート、吉本笑子先生に、何を見直すべきか、そのポイントを解説していただいた。

Q1 親の教えたやり方で勉強しているか

「勉強の効果的なやり方は人それぞれです。親の経験や、受験対策本に書いてあることが、必ずしも正解とは限りません。大切なことは、その子に合った勉強法を身に付けているかどうかです」

 開口一番、吉本先生はこう語る。

「たとえば、漢字の覚え方にしても、いろいろなタイプの子がいます。何度も書いて覚える子もいれば、じっと眺めるだけで覚えてしまう子もいます。大切なことは、自分が何回書いたり見たりしたら覚えられるのかを知ること。それを知っていれば、『これだけやれば覚えられる』という自信にもなるのです」

 用語や年号の覚え方にも個性がある。市販の暗記教材を使っていても、なかなか覚えられない場合は、その子に合った覚え方を工夫することが必要だ。吉本先生によれば、ものごとの覚え方には二つのタイプがあるという。一つは、知識を関連づけて芋づる式に覚えるタイプ。もう一つが、知識を整理して一つひとつコンテナ式に積んでいくタイプだ。年号を覚えるのに、単独で覚えられるのは後者のタイプで、前者は、地理的な情報や横のつながりがあった方が覚えやすい。

「一般的に、前者は男の子に多く、後者は女の子に多いタイプです。どちらも一長一短があります。関連づけ型は、情報量は多いのですが、整理されないまま頭に入ってくるので、すぐには効果が表れません。一方、コンテナ式は整理して頭に入るので覚えやすいのですが、情報量が限られてしまいがちです」

 わが子はどちらのタイプなのか、まずはチェックしてみることが大事だ。

 
 
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