頭が冴える三大栄養素は脂質、糖質、タンパク質
「集中力、やる気、IQに影響大」は
大脳生理学の常識です
「毎日の食事で子供の成績が変わります」といっても、ピンとこない
親御さんも多いだろう。それくらいで頭が良くなるなら苦労しないよ、
なんて思うのが普通かもしれない。
しかし脳と栄養の関係を知っても、まだそのスタンスでいられるだろうか?
これに気づいた家の子だけが伸びていく、食べ物でIQが変わるメカニズム!
人間の頭の良さは持って生まれたもの、遺伝子によって決まっていると考える人もいるだろう。
しかし、実情はもう少し複雑だ。遺伝子は自動車でいう設計図であり、それだけで高性能な車ができることはありえない。実際に車を造るには鉄やゴムなどの材料が必要で、「人間の材料」とは毎日の食事で摂るさまざまな栄養素である。
では、人の知能を高める食材とはどのようなものか? 今回は、脳の三大栄養素といわれる脂質、糖質、タンパク質にスポットを当て、頭が良くなる食のメカニズムを探ってみた。
「脂質」が決め手!
脳みその柔らかさとやる気の関係
脂肪には本来、何の罪もない。
確かに脂っこいものを食べすぎれば、太る。ドロドロ血にもなる。だから、目の敵にされる。だが、脳は何でできているか? 実は脂肪なのである。
「脳の乾燥重量の50~55%は脂肪。脳は人体でもっとも柔らかく、脂っぽい臓器と言えます」
と、指摘するのは薬学博士の生田哲氏。
体脂肪率ならぬ、脳脂肪率は50%以上!(40%はタンパク質)。ダイエットや健康のため、という名目で、「脂=悪者」というイメージが先行してしまうが、脳を新鮮な状態に保つためには、脂質の摂取が不可欠なのだ。まずは、この点をしっかりと押さえたい。
ただ、脂なら何でもいいわけではない。
「取る脂で脳の質が変わる」
今回の取材で専門家が口を揃えたのは、この事実。端的に言ってしまえば、良質の脂質を取れば脳は柔らかくなり、“粗悪”な脂質を過剰に取れば、脳は硬くなる。硬い脳では頭の回転も遅くなる。「脳みそ筋肉」という表現は、ある意味正しい。脂質の取り方を間違えたカチカチの脳では、学力向上も望めないのだ。
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