メソッド-[5]
嫌い・苦手科目からスタートが鉄則である
「なんでウチの子は家で勉強ができないのかしら!?」
とイライラしているお父さん、お母さん。
今までやっていることをちょっと変えるだけで、
みるみる勉強習慣がつく方法があります。
ぜひ実践を!
「子供が家庭学習をしないことは親御さんにとって一番の悩みでしょう。特に男の子の親御さんに多い」
行動科学マネジメント研究所所長の石田淳氏はこう話す。「行動科学マネジメント」は、小学生から高校生を対象にした「個人指導専門塾」に取り入れられているほか、企業にも使われている。
「机に向かえない子でも、人間の原理原則に基づく行動科学の手法を取り入れれば勉強するようになります」
ここでは、Family8月号の誌面で紹介している10のメソッドのうちの一つをご覧ください。
それでは実際に勉強を始めるにあたり、どの教科から始めるようにアドバイスしたらいいのだろうか。放っておいたら、子供は好きなことから手をつけるだろうが……。
前出の石田氏は「嫌いなもの、苦手なものから」スタートすることを勧める。
「人間は一番嫌な行動から順番に片付けていくと、行動が継続していくんです」
石田氏が「おばあちゃんの法則」と呼んでいる、次のような心理学の法則がある(正式には「プレマックの法則」)。
おばあちゃんが孫に「先に嫌いなニンジンを食べたら、好きなハンバーグを食べていいよ」と言う。するとその子はハンバーグを食べたいから、ニンジンを頑張って食べ、ハンバーグも食べる。
「子供は放っておいたらハンバーグを先に食べてしまって、ニンジンは食べないですよね。それと同じで、学校から帰ってきてゲームをやってしまったら、もう勉強はしたくなくなるものなんです」
したがって、勉強する時間帯も「勉強してから遊ぶ」ようにさせるのは基本中の基本。夕食前に勉強をする、テレビを見る前に勉強するなどして、勉強を後回しにしないことだ。
どの教科から取り掛かるか、という質問の答えも同じ原理。得意教科は後回しにして、あえて苦手な教科から取り組むこと。もし子供が算数嫌いなら算数から、国語が嫌いなら国語からスタートし、最後は好きな教科で終わるよう、教科を組み立ててやるといい。
「イヤなことから始める」というのは、大人にも同じことがいえる。気が重くてなかなか着手できないことを済ませてしまえば、「苦手なことが一つ片付いた」という喜びや、「辛いことから逃げなかった自分」を誇りに思う気持ちが生まれて、その日一日、前向きな気持ちが持続するのだ。
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