10代が心の寂しさを性で埋めている
高2女子のSEX経験率
未成年の性行為
子供よりも親の意識が変わってきている
初体験の低年齢化が進んでいる背景には子供たちの性行為に対するハードルの低さが見え隠れしている。
2003年に地方都市7000人の中学生を対象に厚生労働省HIV社会疫学研究班が行った「地方中学生性行動調査」では、中学生の性行為を容認した生徒は、中学1年生で約20%、中学2年生で約30%、中学3年生で約40%だった。
ところが、高校生の性行為を容認するのは中学1年生で35~50%。中学3年生になると60~70%の生徒が「かまわない」と答えている。多くの中学生が、高校生になればセックスをしてもよいと考えているわけである。
「ただし、注意しなければならないのは、『かまわない』と答えた子供の10~15%が『自分はしない』と答えている点です。一見少ないように思われるかもしれませんが、その割合はこの4年間で徐々に増えてきています。この変化は性教育やエイズ・性感染症予防教育の広がりによって、子供たち自身がブレーキをかけ始めていることの表れかもしれません」(京都大学・木原雅子准教授)
問題は「むしろ親の意識にある」と木原准教授は言う。世の中には、高校生の性行為を容認する親が少なくないというのだ。
「高校生の子供を持つ親に、喫煙・飲酒・性行為で禁止すべきことを聞いたところ、喫煙や飲酒はほとんどが禁止としました。しかし、性行為に関しては容認すると答えた父親が2割弱、母親が1割弱。その割合は以前より増えてきているのです」(木原准教授)
意外なことに、高校生の性行為に関して親のハードルが低くなっているのだ。「性交は自然なことだから」というのが容認する親の根拠だが、それは大きな勘違いだと木原准教授は言う。
「性器の粘膜が成熟していない低年齢での性交は、成人女性に比べて性感染症に感染するリスクがはるかに高いのです。健康に良くないという意味では、低年齢での性行為も同じなのです」
(……続きは本誌をご覧ください)
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