塾に通う小学6年生300人の家庭調査でわかった!

「毎日3回、短く一喝」が子供の力を伸ばす

 
 

「なにを、どんな基準で、どのように叱るべきか?」
子供を叱るという行為には、その家庭の教育方針が如実に表れるもの。
進学塾・市進学院の生徒と親のアンケート結果には、
「子供を伸ばす叱り方」のヒントが詰まっていた。

 
 

明石要一=文・監修
1948年、大分県生まれ。千葉大学教授、教育社会学専攻。「生きる力」を育む教育の研究に精力的に取り組んでいる。『生活習慣の改善と子ども力の育成』など著書多数。

市進学院=調査協力
大塚常好=構成

 
 

「子供の学力を伸ばす」
叱り方とは?


 なかなか勉強に手をつけない、言葉遣いが目に余る。子供と接する時間が長くなる夏休みは、いつも以上に叱らなければいけない場面が多かったことでしょう。
 叱るという行為には、その家の教育方針が表れます。何を、どんな基準で、どのように叱るか。家庭ごとに違うのは当然ですが、叱り方には子供の力を伸ばすヒントが隠されているのです。
 成績上位層(以下[優])と、普通層(以下[普])の親の叱り方を比べて、まず目に付くのは「叱る時間の短さ」です。[優]の親は [普]の親より、強く注意するときの平均時間が3分以上も短い。子供の回答でも[優]のほうが、「スパッと短く」叱られている割合は高くなっています。
 その半面、「軽く注意する」ことを「毎日3回以上」行う割合は[優]の親のほうが高い。つまり、時間に関して[優]の親の叱り方の特徴は「毎日3回、短く一喝」であるといえます。
 ではなぜ、[優]の親はこのような行動になるのでしょう。まず、[優]の子のほうが軽く注意される頻度が高いのはなぜか? 子供の成績がよければ、注意される回数は少ないと思われますが、実際はその逆でした。一方で、強い口調で注意される頻度は[普]のほうが高い。ここから指摘できるのは、親の観察力の差です。



(……続きは本誌をご覧ください)
 
 

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