part1 Q01

▼休みに入って早起きできず生活リズムが崩れた

 
 

陰山英男

立命館大学教授。立命館小学校副校長。同氏が提唱した教育法は全国に普及している。近著に『陰山英男の真の学力がつくシリーズ』など。

大塚常好=構成
 
 

夏休みは家庭が学校。
「わが家の時間割」を作ってみよう!

 
 

 夏休みを前に、その過ごし方について、私は各方面でこう言っています。「子供が学校に行かないということは、家庭が学校になるんですよ」と。
 もともと学校というのは子供を伸ばすための施設の一つでしょう。ですから学校で行われているプログラムは、基本的には子供を伸ばすために作られているもの。そこには家庭が参考にすべき要素が、実はたくさんちりばめられているのです。といっても、難しいことではありません。ただ時間割があって、きちんと食事が出されて、朝の会、終わりの会がある。そういう生活習慣で過ごさせてくださいというだけです。
 とりあえず朝は6時をめどに起きる。それから洗面くらいはしてラジオ体操に行く。7時くらいから朝食を食べて、そのときに今日は何をするか、親と「朝の会」をしてもいいでしょう。勉強はやはり頭が冴えている午前中がいいですね。途中で休み時間を入れてもいい。そして何ができたかを振り返る「終わりの会」があって、いつもよりずっと長い放課後に入ります。
 家でも時間割を作るというのは、子供に時間を意識した生活をさせるということ。それは、子供の一生にわたって必要になるスキルでもあります。実社会、特に仕事というのは、複数の人間の時間と目的をいかに合わせていくかという営みでしょう。つまり仕事をしていくための最も重要な要諦は時間管理。それを時間的に自由な夏休みにあえて意識させるのです。
 子供の頃から時間を意識させるのが幸せなことかどうかはわかりません。ただ昔は太陽が昇ったら起きてきて、日が沈めば家族団らんと、自然と共に生活することで時間も意識できましたが、特に都市部などではそういう生活習慣がズタズタになりやすい。だから自然にまかせる、自由にさせるといってもうまくいかないのです。

 ではこうやって規則正しい生活習慣を行って、一体何が変わるのか。……


(……続きは本誌をご覧ください)

 
 
プレジデントファミリー 2008年9月号
プレジデントファミリー 2008年9月号
税込価格 680 円
 
プレジデントファミリー公式twitterアカウント

メールマガジン
<プレジデントファミリー通信>

 
 

「プレジデントファミリー通信」では、毎月2回、当月号の内容とともに、編集部員が取材の中で感じたことや、誌面に載せられなかった裏話、パパ編集長の日常などを毎月2回配信します。

メールマガジン申込・登録変更