編集後記
表紙の子供たち。
今月号の表紙の写真は、「噂のハイスクール」で訪ねた自修館中等教育学校の皆さん。撮影場所の屋上からは丹沢山系を一望、晴れた日には富士山の姿もおがめるとか。
最初に学校を訪問して驚いたのは、生徒さんたちのすがすがしい挨拶でした。中学生も高校生も、男子も女子も、そういえば先生方も、ごくごく自然に挨拶してくれるのです。当たり前のようですが、実は珍しいこと。EQ教育とのびやかな環境の賜物でしょうか。
編集部より
▼ノーベル賞受賞者の小柴昌俊さんが理事長を務める平成基礎科学財団のオフィスには、小柴さん専用の大きな机と大きなパソコンがあります。取材後、帰り支度をしていると、そのパソコンからパバロッティの「オー・ソレ・ミオ」が流れてきました。小柴さんは席に着いて、幸せそうに目を細めています。
「聴いていると、ぼくもこんな曲を作りたくなっちゃうよ」。
小さい頃は、作曲家になりたかったという小柴さん。その夢は叶いませんでしたが、今でも音楽を聴くのが大好きだそうです。
心から好きなことをしているとき、人は本当にいい顔をします。あなたのお子さんが一番いい顔をするのは、どんなときですか? (小)
▼最近、子供に海外留学を勧める識者の声が私の耳によく入ってきます。その理由の第一は、日本の教育界への絶望。学校や文部科学省に注文をつけていた段階はすでに終わり、期待しても無駄と言わんばかりです。今号で中村修二氏も「小中学生でも欧米に留学させたらいい」と喝破。受験のシステムが子供を不幸にすると信じて疑っていません。
日本は今後世界の中でどうやって生きていくのかという危機感と、諸外国の子供たちはもっと輝いているという現実感から出てくる言葉なのでしょう。一考してみてはいかが。 (鈴)
▼「プレジデントファミリー」次号(6月号)の発売は4月18日、金曜日です。
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