入試に出やすい小説を見つけた!
上位から読んでいこう

中学受験、高校受験、大学受験の作品登場ランキング

 
 
入試に出る小説を研究してみました。
すると、それらの小説は「読書」として楽しめる
小説だということがわかりました。
だから、この特集に載っている本をどんどん読んでください。
その本が試験に出たらラッキーではありませんか!
夢中になれる本を探している人も必見です。
 
 
田端広英=文
 
 
入試小説は
本選びの最高の手引きだ
 
 
教科書や入試問題でお目にかかる小説は古くて退屈だった。子供の頃、読書が好きだった人ほど、そう思ったのではないだろうか。かくいう私もそんなひとり……だった。  最近は、高校教科書に村上春樹や吉本ばななが採用され、入試でも辻仁成や山田詠美、綿矢りさなどイマドキの作品が出題されるご時世。明治から昭和初期生 まれの作家がメインで、少々退屈な文章と格闘した20数年前(読者の皆さんも、おおむねそんな感じでは)とは、様変わりしているようだ。  入試に出る小説の現状を改めて探ってみようというのが今回の企画。文学や入試の専門家への取材を開始した。  まずは、入試に出題される小説にはどんな特徴があるのか。『文学賞メッタ斬り!』の共著者のひとりで文芸評論家の大森望氏に聞いてみた。 「なるほど……」と、リストを前にしばし黙考する大森氏。はじめに興味を示したのは、センター試験の出題作品だった。 「純文学系が中心ですが、マニアックというか、しぶいセレクト。文学好きでも知らないような作家が並んでいる。センター試験出題作品でアンソロジーを編んだら面白いかも」(大森氏)  中学入試、高校入試の出題作品については、「中高ともに、最近の文学の傾向がよく分かるセレクト。ひと言でいえば、『本屋大賞』系の作品が目立っている。中学の場合は、それに児童文学出身の作家さんが加わる」(大森氏)と分析する。 「本屋大賞」は全国の書店員が「いちばん!売りたい本」を多数決投票で選ぶ賞で、大賞以下10作品が決められる。過去には小川洋子の『博士が愛した数式』 が大賞を受賞、重松清の『その日のまえに』も入賞している。07年度の大賞は、高校陸上部の青春を描いた佐藤多佳子の『一瞬の風になれ』。08年度の入試 出題作品の最右翼といわれている作品だ。 「私が入試問題を作るとしても、この辺に落ち着くのでは」と、辛口で知られる大森氏も、中学・高校入試の出題作家・作品に納得の様子だ。  では、なぜ重松清、小川洋子のような特定の作家や作品が選ばれるのだろうか。入試の専門家に聞いてみることにしよう。 (……続きは本誌をご覧ください)
 
 

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