東大生に調査。最高298万円、最低11万円
大学までの6年間、
私立と公立で塾代はいくら違う?
塾にどのくらいお金をかけているのだろうか。
私立中高と公立中高出身の東大生に塾の使い方と費用を徹底調査。
私立か公立か。お子さんの進路選択のヒントにしてください。
6年間の学費差は
370万円!
文部科学省が2004年に実施した「子どもの学習費調査」によると、中高の6年間の学校教育費が私立では約516万円、公立では約142万円。この金額は塾を含まない学校だけの費用なので、塾代はこれにプラスして家計にのしかかってくることになる。
学校選びを家計から考えれば、塾代を考慮することは欠かせないだろう。
では私立中高と公立中高とで塾や予備校の費用にはどれくらいの違いがあるだろうか。「私立は学校に。一方、公立は塾や予備校にお金がかかる」と予想している読者が多いと思うが、実際のところはどうなのだろうか。
今回、難関高校のトップが目指す東京大学の学生の塾代を「私立 vs 公立」という観点から徹底比較してみることにした。東大在学中の私立中高一貫校出身者を5人、公立中・高出身者を7人、中学は公立で高校は私立出身者を1 人、計13人を取材し、塾や予備校の通塾歴(通信教育を含む)を聞いてみた。
私立・公立対決の
結果はいかに!?
中学時代から東大合格までにかかった塾・予備校の費用は、私立出身者が平均約142万円、公立出身者が約167万円(高校のみ私立で過ごした1人は計算に含めず)。ちなみに公立には浪人経験者が2人いたため、その2人の浪人時代の費用を除くと約159万円になった。
前出の「子どもの学習費調査」では、中高6年間の学校以外の補助教育費(塾や家庭教師、通信教育代)が私立では約103万円、公立では約96万円。東大に合格するには、全国平均よりも約1.5倍のお金がかかっていることがわかる。
今回の取材の結果では、公立のほうが私立よりも25万円ほど多くなった。公立は、中学時の塾代が全体の半分近く占めている人がいることからわかるよう に、高校・大学と受験を2回しているために高くなったと言える。また私立側から見れば142万円の塾代は公立よりもやや安いとはいえ、ほぼ同じ程度。高い 学費を考えれば、けっして安い金額ではないだろう。
また彼らが中高6年間のうち塾や予備校にどのくらいの期間通ったかについては、私立生の平均が「40.2カ月」であるのに対し、公立出身者の平均が「38.6カ月」。私立のほうが若干長く通うという結果が出た。
「私立中高一貫校は高校受験がないので、余裕のある学校生活を送ることができる」とはよく言われること。だが、実際は私立生は公立生よりも長い期間、塾や予備校と付き合っていることになる。
それでは私立中高一貫校出身者と公立中高出身者それぞれの生の声に耳を傾けてみよう。
(……続きは本誌をご覧ください)
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