メグミルク牛乳

自然の恵み、そのまま。
安心でおいしい牛乳を食卓へ

 
 
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日本ミルクコミュニティ株式会社
 
 
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 冷蔵庫を開けて、見てほしい。

 あまりに身近で見過ごしがちだが、これほど神秘的な飲み物はちょっとほかにないだろう。もとをただせば牛が食んだ緑の草なのに、その一滴一滴は美しいまでに真っ白。混じり気のないピュアな味の奥には子牛を育てられるほどの力を秘めている──私たちの“基本食品”である牛乳。その新生ブランドとして今年1月1日、誕生したのが「メグミルク」だ。

 パッと目を引く赤いパッケージで、すでにおなじみの人もいるかもしれない。製造元は全国農協直販と、ジャパンミルクネット、雪印乳業市乳事業部門が合併して誕生した「日本ミルクコミュニティ株式会社」。では、次代を担うニューブランドとして、メグミルクはどのような牛乳づくりをしているのだろうか。その取り組みを取材した。

牛乳は自然の産物、
水や餌が悪かったら旨くない

「牛乳には牛の健康状態がそのまま表れる。だから一頭一頭の健康管理にはとても気を配ってます」とは、神奈川県辻堂で酪農業を営む「長谷川牧場」の長谷川行夫さんだ。

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メグミルクでは酪農家との交流も大切にしている。写真は長谷川さんと牛舎をまわる海老名工場副工場長の泉田正道さん、酪農担当の北村雅則さん。

 搾乳は朝と夕方一日2回。搾る直前の雌牛を見せてもらった。乳房がパンパンに膨らみ、乳の重みで下に垂れるほど。

「牛乳の80%以上は水分、だから餌はもちろん水にも気を配る」と長谷川さん。同牧場では清澄な井戸水を汲み上げアルカリイオン水にし、ミネラルを加えて与えるというこだわりようだ。実際に搾りたての生乳を飲ませてもらった。トロリと濃いのに喉ごしがよく、甘い。

 生乳の扱いも、まず清潔第一。乳頭は殺菌された布巾できれいに拭いた後、すぐにミルカー(搾乳機)を装着、外気に触れないようパイプラインを通じてクーラータンクで冷却される。パイプラインの洗浄は搾乳のたびに実施。水と湯、アルカリ洗浄、酸性洗浄と、一回につき数種の洗浄を順次行なうという徹底ぶりだ。

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「長谷川牧場」長谷川行夫さんは数々の賞を受賞した“牛乳づくりの名人”。左は乳牛コンテストで優勝した「ロングバレー・ダーハム号」。

「搾乳のポイントはできるだけ空気に触れさせないこと。空気に触れると細菌がつき、風味も劣化してしまう。いかに品質を保ったまま工場に出荷できるか、毎日のことながら緊張しますね」

“乳牛”自体の質も大切だ。長谷川さんいわく「いい乳を出させるには交配から考え、子供を産むまで丁寧に育てなければならない」。その間、実に約2年。

「好きじゃないとできない。キツい仕事です」。牧場には生まれて3日ばかりの子牛がいたが、母牛から搾った純白に泡立つ初乳を飲む姿が印象的だった。

“鮮度”と“安全”二つの命題

「牛乳は酪農家の努力の結晶。そのナチュラルな風味を壊さずに新鮮なまま出荷するのが工場の役目」とは、メグミルク海老名工場・副工場長の泉田正道さん。

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QCコーナーでは充填前・後の牛乳をチェック。比重などを測るほか、実際に飲んで風味を確かめる官能検査も行なう。

「ただ、牛乳を扱う上で難しいのは“液体”であること。一滴でも雑菌の入った乳が混じれば、タンク内の乳全体がダメになる可能性がある。そのため、生乳の衛生チェックは徹底して行なっています」

 訪ねた際、ちょうど牧場からの生乳を積んだローリー車が横付けされていたが、そのチェック項目を見て驚いた。タンパク質の状態を調べるアルコール検査から始まり、細菌数、細胞数、酸度、抗生物質の有無……実際に人が飲んで味や匂いを確かめる官能検査もある。この多岐にわたる項目のすべてにクリアして、はじめて工場内に受け入れられるという。

 工場に入った生乳は、その後殺菌などいくつかの工程を経てパックに充填される。充填室に入ると乳のかすかな甘い香りが漂い、室内は実にクリーンだ。充填ラインの脇には「QC(クオリティコントロール)コーナー」と呼ばれる場所があり、牛乳は充填前にまた風味や色合い、比重などが細かくチェックされる。パックに詰められ、いざ出荷かと思いきや、充填後にラインごとにサンプルを採り、検査をもう一度繰り返すのだ。

 これらとは別に、工場内には「品質管理室」が設けられ、数度にわたって厳しい検査がされる。ここでは前述の検査項目とは別に、大腸菌などの微生物検査など実に細かく調べられるのだ。最終判定が出るのは充填時から約9時間後。その間牛乳は10度以下の低温で保管され、合格結果が出てはじめて店頭に並べることが許される。

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三つの英文字は左から、ライン・時間・分を示す。これを基に製造工程でたどった道筋がわかる。

「牛乳は“鮮度”と“安全性”のせめぎ合い。工場としては少しでもフレッシュな味を届けたい一方、最終チェックまで気を抜けません」とは紺野敏昭工場長。また、工場では万が一検査でNGが出た場合、工程ごとにつけている日報とコンピュータによる管理態勢によって、タンクやバルブなど、どの工程を通って製造されたかがわかり、原因究明をしやすくなっている。

 また海老名工場では地域の酪農家との交流会を開くほか、牛乳パックのリサイクルや自家発電による省エネ化など環境対策も進めている。「自然を破壊しては、自然の産物であるいい牛乳はつくれません」(紺野さん)。工場の役割は決してパックに詰めるだけではない。こうした酪農の“未来”を見据えた活動も行なっているのである。

製品と原料乳を追跡する
牛乳トレーサビリティシステム

 メグミルクではこうしたチェック態勢に加え、消費者の声を反映した独自の品質管理システムも試みている。

 その一つが「牛乳トレーサビリティシステム」だ。

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 牛乳の代表的な栄養素はカルシウム、タンパク質、乳糖が挙げられます。特に牛乳のタンパク質は栄養バランスに優れ、さらにカルシウムの吸収を助けるばかりでなく血圧を下げ、免疫効果を高め、心をリラックスさせる鎮静効果もあります。また、牛乳を飲むと太るという人がいますが、これは誤解。一日400ミリリットル以上飲み続けると体脂肪が少なくなるという実験結果もあります。何より牛乳のカルシウムは骨粗鬆症の予防につながる。夜、寝る前に飲むのが骨のためにも、ぐっすり眠るためにも効果的です。苦手な人は温めたり、乳酸飲料や果汁を加えるなど工夫して少しずつ飲んでみてください。
 牛乳は代表的な自然の恵みであり、健康をつかさどる“基本食品”。それを提供することは国民の健康を預かる大切な仕事。その意味でもおいしく安全な牛乳づくりに真剣に取り組む「メグミルク」を期待したいですね。〈談〉

「たとえばお客様から問い合わせがあった場合、パックに記された3文字の英字コードと工場名がわかれば、その製品が何時何分、どの工程を経たものかを調べることが可能です。逆に万が一、原料乳や特定の工程に問題が見つかった場合、どの製品になってどこへ出荷されたかも調べられるよう、全国各事業所の端末から、数分で履歴をお調べできるコンピュータ化にも、今、全社を挙げて取り組んでいます」(経営企画部・安田忠孝さん)。これはナショナルブランドとしても初の試みだという。

 こうした大きなプロジェクトだけではない。パッケージの色にも理由がある。赤を全面にあしらうことで遮光性を高める工夫がされている。これは外光から牛乳を守ることで、少しでも品質劣化を防ぎ、おいしさを保つ配慮である。

 こうした取り組み一つ一つは、たしかに小さなことかもしれない。しかし、一見当たり前のことを積み重ねていくには、何より携わる人々がしっかりと意識をもっていなければできないことである。

 メグミルクという名は「自然の恵み」+「ミルク」からつけられた。外見はパックに入った液体だが、中身は野菜と同じ、自然と農家の営みの結晶。自然の“恵みの味”を、消費者と、酪農家と分かち合う──そのナチュラルな味からはおいしい牛乳を真っ直ぐに届けたいという同社の想いが伝わってくるのだ。

 ぜひ、手にしたら噛みしめて味わってほしい。酪農家の、メーカーの、そしてそれに携わるすべての人々の、小さくも多くの“こだわり”が生きた一本である。


自然の恵みを食卓に。それがメグミルクの願い
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今年1月に誕生した新しい牛乳のブランド「メグミルク」。生乳100%・成分無調整、牛乳本来のナチュラルな味を新鮮なままで届けてくれる。右から、遮光性の高い赤のパッケージ「メグミルク牛乳」1000ml・500ml・300ml・200ml・スリム200ml(一部地区未発売)。毎日の食卓にぴったりのスタンダードなおいしさだ。また、メグミルクでは酪農家の“こだわりの味”を伝えるため産地や酪農家を限定した「酪農壱品シリーズ」も用意(左二つ)。低温殺菌で仕上げた味わい豊かな逸品である(地域限定商品)。
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商品に関するお問い合わせ/

日本ミルクコミュニティ株式会社お客様センター
フリーダイヤル:0120・464369(9:00〜17:00)
http://www.megmilk.com
 
 
dancyu 2003年5月号
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税込価格 860 円
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