試食日記
魚や和食の店が人気。
この流れは2002年も続く!?
値頃な和食が大ブーム。その一方で、
上質の客をがっちりと掴む実力店
やや時節遅れになりますが、昨年1年間食べ歩いた雑感を報告させていただきます。「なかひがし 草喰料理の四季」の連載は1月号で終了しましたが、人の心を安らかにする料理は、これからも多くの人たちに支持されていくことでしょう。同じ京都で、昨11月に近所の新店に移転した若手料理人「さ々木」の力漲る日本料理が輝きを増しています。一方、京料理の実力者「祗園 丸山」が12月に装いを新たにしました。新境地を早く確かめてみたいものです。
昨年大阪特集で取り上げた「枡田」はコストパフォーマンスのよさでは随一でしょう。片や大御所「本湖月」も健在、切れ味鋭い料理を出し続けています。
さて、東京。主人の人柄への好感度から「分とく山」人気は相変わらずですが、新星と謳われた「幸村」と「小室」が上質の客をしっかりと掴んできました。不況のこのご時世下、割安なコースを廃してしまったのに、誰一人として苦情を呈しません。不況の時代、"勝ち組"店は強い! 「山の井」「江ぐち」などのカウンター割烹も頑張っています。
ともあれ、値頃で居心地のいい和食店へという流れは急速に強まり、それが大河となるような勢いです。フレンチやイタリアンで起こったカジュアル化の波が、日本料理の世界にも伝播してきたことはうれしい限りですが、時代の波とともに消え去ることなく続いていく店がどれだけあるのでしょうか(他のジャンルの話は次号で)。
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