Aoyama Management Review No.11

青山マネジメントレビュー[No.11]

 
 
Aoyama Business School
あおやま・びじねす・すくーる
 
 
 一昨年あたりから、ライブドア事件、村上ファンドのインサイダー取引疑惑、証券会社や金融機関による不正取引や粉飾決算、そして大企業による敵対的買収など、資本市場をめぐる話題が次々と新聞紙上をにぎわせている。そのため、資本市場は悪の温床のように受けとめられがちである。しかし、かつて日本経済を支えてきた政府・銀行主導による資金配分や産業調整が歴史的な役割を終えたのは確かであり、今後の日本企業の資金配分は資本市場にゆだねざるを得ないのは否定できない事実である。したがって、活力ある日本経済を築いていくためには、正常な資本市場の発展が不可欠である。では、企業が健全なプロセスで資源配分を行って価値創造を行うためには、日本の資本市場を支える倫理や規律はどうあるべきか。  本号では、このような問題意識から、企業合併・買収(M&A)、機関投資家の議決権行使、企業の内部統制、企業の資源配分における資本コストの役割、ベンチャーキャピタルの活動をめぐる問題点といった資本市場を取り巻くさまざまな問題をとりあげた。また、事例研究として、松下電器産業のIR活動と王子製紙による敵対的TOBをとりあげた。
 
 
[編] Aoyama Business School
あおやま・びじねす・すくーる
 
 

特集:資本市場の規律
Discipline of Capital Market

求められるわが国資本市場の成熟化と規律の維持
蔵元康雄
フィデリティ・ジャパン・ホールディングス株式会社 取締役副会長

企業価値を創造するM&Aとは
M&Aによって創造される企業価値・株主価値はどのように測定され評価されるのか。

吉永康樹
監査法人ナカチ パートナー

機関投資家の
議決権行使への取り組み

近年、特に関心が高まっている議決権行使について、実務に携わる立場から紹介。

牧野隆之
みずほ信託銀行株式会社 株式運用室 調査役

内部統制の実務的課題と
今後の展開

内部統制構築の「実施基準」が確定し待ったなしとなった今、企業はどう対処すべきか。

松田千恵子
ブーズ・アレン・アンド・ハミルトン株式会社 エグゼクティブ・ディレクター/マトリックス株式会社 代表取締役

日本企業と資本コスト
資本コストを意識した経営資源配分を行い企業価値を高めることが成長戦略の鍵となる。

小松原宰明
イボットソン・アソシエイツ・ジャパン株式会社 マネジング パートナー CIO

ベンチャーキャピタルの規律
必要なのは、制度規制の強化よりも倫理観・能力向上による自主規制である。

長谷川博和
グローバルベンチャーキャピタル株式会社 ジェネラル・パートナー

松下電器産業
IR先進企業の「情報開示哲学」に学ぶ

優れたIRオフィサーを輩出し、高い評価と信頼を得ているIR活動の源泉とは何か。

北川哲雄
青山学院大学大学院 国際マネジメント研究科 教授

王子製紙
北越製紙に対する敵対的TOB

歴史ある業界最大手企業が初めて実施した敵対的TOBは、なぜ失敗したのか。

高橋文郎
青山学院大学大学院 国際マネジメント研究科 教授

MBA教育と専門職大学院
「グローバル化の時代」にあって、ビジネススクールの教育に何が求められているのか。

伊藤文雄
青山学院大学大学院 国際マネジメント研究科長

グローバル企業における

ダイバーシティ・マネジメント
ダイバーシティ(多様性)の継続的推進が企業成長のための重要なテーマとなる。

パネリスト:
岩田喜美枝 株式会社資生堂 取締役執行役員
谷川和生 株式会社東芝 執行役常務
山下美砂 日本ゼネラル・エレクトリック株式会社 取締役人事本部長
吉丸由紀子 日産自動車株式会社 ダイバーシティ ディベロップメント オフィス室長
司会:
松浦祥子 青山学院大学大学院 国際マネジメント研究科 教授

ミドル・エイジ・クライシス
伊藤文雄
青山学院大学大学院 国際マネジメント研究科長

 
 

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青山マネジメントレビュー[No.11]
青山マネジメントレビュー[No.11]
税込価格 1,800 円
ISBN 978-4-8334-9108-2
判型 A4変型/並製
初版日 2007/03/28
本文頁数 96 頁
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